最近になって、またバルコニーでビールを飲み始めた
マレーシアにやってきてしばらくしたら始めた。
クアラルンプールで最初に暮らしたコンドには、バルコニーにちょっとリゾート風のテーブルとイスが置いてあった。
そこで5時になると、ツマミを並べてキンキンに冷やしたビールを飲むのがとても幸せだった。
そこから眺める景色は絵に描いたような南国そのもの。
毎日そこで「ああ、マレーシアに来たんだなあ」と感慨に耽っていた。
マレーシアでは5時はまだまだ明るい、真っ昼間だ。
7時を過ぎてやっと暗くなっていく。
その頃は、まだ身体がサラリーマン生活に冒されていて。
明るいうちから飲む事に、とても罪悪感を感じていたのを覚えている。
今はもう昼から飲む事に全く罪悪感はない(笑)
逆に5時まで待つのが大変だ。
スマホにアラームをセットしている。
5時になると高らかに進軍ラッパがなる。
待ちに待った解禁の時間だ。
今日からツマミも再開した。
近所のホーカーでローストチキンを買ってきた。
そいつをつまみながらキンキンに冷やしたビールを飲む。
いやいや、やっぱり最高だわ。
でも目の前に広がる南国の風景にはもうあまり感動しなくなった。
それがちょっと寂しいかな。
もうマレーシアでの生活が非日常ではなくなったのだろう。